メモリが挿さらない! CPUクーラーが浮いている? PC自作あれ?

メモリが挿さらない! CPUクーラーが浮いている? PC自作あれ?

自作パソコンは損なの?メーカー製パソコンやBTOが安くてお得!本当に??

「保障なし」「全額自己負担」

実はPCパーツにはちゃんと保証が付いてるよ

「PCは自作している」というと「自作はね~、保証が効かないからな~」といわれたことが二度ばかりあります。

自作パソコンは割に合わない。」「パソコンを自作するより、メーカー品や、BTOやホワイトボックス*1を購入したほうがいい、何より安くつくしそれに安心だ。」「自作なんて面倒なだけ。」等々、近年自作PCに対する世間様の評価は惨憺たるものです。

2000年ころがピークだったとおもいますが、一時のパソコン自作ブームが一段落して、自作PC人口が減少したことも影響しているのかもしれません。

この自作ブームは、「メーカーパソコンと同じくらいの性能のPCを安く組み立てられる。」というのが魅力で多くの人が自作に挑戦しました。

せっかく多くの人が自作パソコンを楽しんでくれていたのにその人たちの数が減っていってしまった・・。

大変残念なことです。この理由はいろいろ考えられますが、

ノートパソコン型が主流になり自作できなくなった。

自分はこれが最大の原因と考えています。10数年以上前から自作をされている方たちからは、「まてよ、自作できるノートはこのころあったじゃないか!」といわれるでしょう。

おっしゃるとうりで、当時自分自身もこれでまた自作の楽しみがひとつ増えたと思っていたのですが、このノート型のパソコンの自作は「拡張性が殆どない」、「使えるパーツが極端に限られてしまう」という自作パソコンの長所が2つも削られてしまいその結果残念なことに姿を消していってしまいました。

 ところで「以前と違って最近は、自作PCは高くつくし保証もないからから敬遠されている」という話を耳にすることはありますが実はこれは最近になってそう考える方が増えだしたというわけでもないのです。

なにしろ「自作はね~、保証が効かないからな~」と自分が最初に言われたのは20年位前ですから。

la-bleu.hatenablog.com

自作パソコンはケースに収まった完成品ではありません

「自作は保証が効かない。」

パソコンを自作しない人たちにとってこれはむしろ当然の認識といえます。

それはこういうことでほぼ間違いないと考えます。

つまり、

メーカー製やBTOとは、

CPU*2や メモリ*3SSDやHDD*4 等をマザーボード*5に取り付けそれを PCケース*6 に納めてOSとメーカー側で選択したアプリケーションインストールし、保証をつけてユーザーの手元へ届ける・・これがメーカーパソコンBTOの販売スタイルです。

手元に届けばインターネットの設定をすればすぐに使えます。保証もあるし有料になってしまいますが長期保証もあります。

故障しても電話やメールのサポートもあるし、保障期間が切れても修理費用を見積もりしてもらってから修理に出せばよい。

※「パーツごとの保証がある」(自作をされない人たちの中で、このことを認識されている方はまずおられないとおもいます)とか何とかいう事だが結局自力で解決しなければならない自作パソコンとは違う。

まして最近は500円でパソコンの診断をしてくれるサービスまであるんだぞ!

ダメを押すなら、ゲームなどに特化した製品も売られている、何で自作なんかする必要がある。(BTOは以前はショップパソコンといった呼ばれ方をしておりその当時からすでにゲーム専用、ビジネス用途、サーバ用など様々な専用マシンが販売されていました。)

※上に挙げた中で特に自作パソコンは保証がないずっと以前から今現在まで自作をされない方たちの認識はまったく変わっていないということをよく感じます。

そして実はこれ自分がパソコンを自作しようと考えたときに、躊躇した最大の原因でもあったのです。

自作PCもメーカー製のPCもBTO同じ完成したPCとしてみていたからです。

「メーカーが作って売っているのだから保証がある、一方自作PCは自分で作ったものだから万が一不具合があってもどうしようもない。もし買ったパーツが故障したら丸損だ。」

こう考えていました。

しかし、PCパーツのショップめぐりをしたり、いろいろ調べているうちに自分が購入する各パーツはジャンク品でもない限り保証が付いていることが判ってきました。

ジャンク品

激安価格と引き換えに、「返品不可、保証皆無、質問一切お断り」というやつで、買って帰って大笑いの品が結構ありますが、たまに大当たりがあります。ショップの店頭あるいは奥のコーナーにワゴンなどに載せられて上に挙げたうたい文句を貼られて置かれています。

自作パソコンの楽しみの一つの買い物の中でも ワクワクするものですが、「今回初自作だ!」という方がおられたら、僭越ながら最初から彼女たちに手を出すのは、いささか無謀かと・・。

自作パソコンは新しく組み立てるだけでなく、自分の用途に合わせて組みあがったPCの各パーツを後からいつでも好きなように入れ替えをしながら使い続けていくことが出来るのです。それはつまり・・・

自作パソコンは一部のパーツだけをさらに高性能のものに換装してパワーアップさせて使い続けられます。

これこそが自作パソコンという趣味の真骨頂、この趣味の存在価値を最も高めているものだと考えています。

テレビなど他の家電製品の多くもそうですが、パソコンも半年もたてば旧型になります。

とはいうもののマザーそしてCPUやグラフィックボードはともかくSSDやHDD、ブルーレイなどはそのくらいで旧型とはとてもいえませんし急いで交換する必要もあまりないでしょう。
自作PC、メーカー製、BTO、いずれもタワー型を前提としています。)

それでもCPUなどのメーカーが新型を発売したら、もしそれが欲しければそれを搭載した新しいパソコンを買いなおすしかありませんし、メーカー、BTOなどで換装を受け付けてくれたとしても工賃だけで万単位です(一万円以下のところもあるようですが・・・)。しかも受け付けてくれるパーツのメーカーや種類は限られます。

これに引き換え自作では、パーツの相性問題を除けば(最近は減りましたが必ず確認しなければならない項目です。)規格に合ってさえいればメーカー、種類より取り見取りです。

PCパーツは普通、発売直後は高値で推移し、バグがあるのが普通ですから少し落ち着いたところで値下がり幅などを考慮した上で購入してマシンに組み込むといったことができます。

静電気

静電気にメモリを吹っ飛ばされたことがあります。・・・
・・・こっちも静電気の野郎を吹っ飛ばしてやりたい気分です。

自作パソコンの世界はもとより電子機器を扱う上で、この疫病神=貧乏神への対策は必須です。 対策の方法はいくつかありますが基本、「作業前に何か金属に触れればそれで大丈夫」です。
長年これでうまくやっています。
「でも、PCパーツを静電気に吹っ飛ばされたっていまいったじゃない!?」・・・そういわれれば返す言葉もなくお恥ずかしい限りです。
実はこの「作業前に金属に触れる」というシンプルかつコストのかからない手法が持つ唯一の欠点、それが「どきどき忘れる」ということです。自分もこれをやらかしたのです。
要は忘れなければいいのです。「自作パソコンをやるときは常に周りを疫病神(静電気)がうろついている・・・」という意識をしっかりと持ち合わせていれば、こやつなど恐るるには足りません。

それでもまだ不安がおありなら・・・自作パソコンの静電気対策、忘れてやしませんか?自作パソコンに潜む落とし穴

で、故障したら自分でチェックして修理に出すんだろう?保証があるったって大変じゃないか!

このようにお考えになる方も多くいらっしゃると思います。 ・・・お言葉ですが、

  1. 手間をかけて自分の用途に合わせたPCパーツを選びそして組み立てる。
  2. それを自分の好きな用途、ゲーム、ビジネス、オーバークロックなどで存分に使いこなす。
  3. 故障したら、自分で不具合パーツを特定し、修理、交換等をショップ、メーカーに依頼する。
  4. 戻ってきた、あるいは新たになったパーツを使って組上げる。

自分自身が考えている自作パソコンという趣味は上に挙げたAからDまでの繰り返しを行う趣味です。

ですからもし、Bだけが目的でA,C,Dはいやだ、面倒だという方が、この趣味に入ってしまわれた場合、残念ながらごく短い期間の間に立ち去られているようです。

もちろんBが主目的であることはいうまでもありません。

自分自身、Bができないならこの世界にいません。

PCパーツは外国のメーカーが多数を占めますが、国内に代理店を置いたりして、そちらに直接問い合わせや相談をすることもありますが、アフターサービスも充実しているように思います。

また何か不具合が発生したら、メーカー製パソコンやBTOのようにパソコン丸ごとそれこそ個人データ満載のSSDHDDまで一緒に出さなければならないということはありません。(SSDHDDがやられた場合はしかたありませんが)

PCパーツをショップ経由でメーカーに修理に出す

自作パソコンにおいても「ケースごとショップに持ち込んで不具合箇所を特定してもらって修理見積もりをしてもらう。」

こういったサービスは確かに存在します。

存在はしますが需要はそれほど無いようで、パーツショップなどのHPに載っていることはありますがPCパーツ売り場などでそのサービスが表示されているのは見かけませんし(見落としているのかもしれません)、してもらっている人を見たこともありません。

ところで気になるのはその費用ですが見積もり料金は軽く一万円以上は覚悟しておくことになります。

しかしどうでしょう、もしそういったサービスを利用しなければならないとすると・・・

自分で組んだパソコンで自力で不具合が特定できないとなるとこれから先が大変です。

なぜならこれからも不具合は必ず発生してくるからです。(もちろん不具合の発生は自作パソコンだからというわけではありません。メーカー製パソコンもBTOも同じように発生します。)ネット、自作仲間、ショップなどでの情報集めを行い何とか自力で解決なければと常に考えています。

しかし、故障したパーツをショップにメーカー修理を依頼した場合、ショップでそのパーツをチェックする場合があります。

もしかしたら故障ではないということがありえるからです。

顧客が「故障しているから修理に出して」と依頼してきているわけですから、勝手にチェックするということはなく、顧客に説明をして了解を得られたらそのPCパーツの動作確認を行います。

顧客にとってもメリットが大いにあります。ショップでのチェックで故障ではないと確認できれば大幅な時間と手間そしてそのパーツの保証が切れている場合は修理費用を節約できます。

何日も待ってメーカーから「故障ではありませんよ。」といってパーツが却ってきたのではそこからまた不具合の特定を始めなければならないのですから。 

以上のことから自作パソコンで修理といえばパソコンをケースごとではなく個々のPCパーツを修理に出すということがお解かりいただけたとおもいます

で、「どのくらい修理費用がかかるの?」ということですが、はっきりいってハイエンドのCPUやグラフィックボード*7以外は「保障期間が過ぎていたら、新しいのを買うよ」というのが今現在では一番かと考えています。

その理由ですが「各パーツの保障期間が長い!」これに尽きます。

つまり保証が切れるころには十分旧型になっているということです。

近年、さらにPCパーツメーカーの保障期間は長くなり、これは自分の経験上ですが一番故障しやすいマザーボード(あれだけハードな仕事をしてくれているのですから当然ですが)でさえ2年以上の保証が当たり前になり、メモリなどでは永久保証を看板にしているところもあるくらいです。

面白いことに各パーツの保障期間が長くなっていくにつれてメーカー製パソコンやBTOそして家電量販店の長期保証も長くなってきました。

メーカーもBTOもパーツの供給は各PCパーツメーカーから受けているわけですから当然ちゃ~ま(当然といえば)、当然ですが。

ところでメーカー製やBTOを修理や見積もりに出した場合いったいいくらくらいかかるのでしょう。

以下に修理見積もり料金が確認できたものだけですが大手のメーカーやBTOの修理費用と見積もり料金ページへのリンクを用意しました。(直接修理見積もりのページに移動します。)

NECパーソナルコンピュータ株式会社

富士通FMVサポート

東芝ダイナブック

ソニー VAIO

Lenovo

hp

ドスパラ

ソフマップ(注、ピックカメラグループでの案内となります。また、ノート型、デスクトップ型などの機種別とその料金、納期のみです。)

パソコン工房(注、保証期間のみになります。)

パソコン工房ワンコイン診断

各メーカー、BTOの会社とも不具合の見分け方、費用、交換しなければならないパーツなど、詳しく掲載していて、数ある家電製品の中でも一番サポートが大変なんだろうなとつくづく思います。

あくまでも個人の意見ですが、各社共に費用、所要日数、手続き等きわめて妥当なものと思われます。

最近は、どこでも長期保証というプランを設けています。パソコンに限らず、家電製品はこの長期保証に加入しておいたほうがよいようです。

以上のことから、

自作パソコンの手間と保証が切れたパーツが故障したときの交換費用が不経済と見るか

メーカー製パソコンやBTOの修理代金とその見積もり料を高いと見るか

はたしてこのどちらが得かということになるとおもいます。

趣味の世界を損得勘定で測るのはよくないとおもうよ。邪道じゃないかな?

ここまでお読みいただいた方で、自作パソコンを趣味とされている、いないにかかわらず、こうお考えになった方もいらっしゃるとおもいます。

自分自身もその通りと考えます。

しかしながら、パソコンはいまや日常生活に深く食い込み切り離せません。

「万人が~する」と昔からよく言われますがまさしくその通り、3歳児が路上でスマホを使っている時代です。

自分がはじめてこの自作パソコンという趣味に足を踏み入れたころのことをおもうとこの普及と進歩のすさまじさ、まさに「あっけにとられて」います。

そしていくら安くなったとはいえ、パソコンはやはり高価なものです。プロバイダーサービス、携帯サービスなどで、「実質0円」と謳ってあっても5万、10万といったパソコンやスマホ本体の料金をわれわれユーザーが負担していることに変わりはありません。

当然のことながら自作パソコンも万単位のお金がかかる高価な趣味になってしまいます。

とはいえどのくらい高性能のPCパーツを搭載し、なおかつそれをうまく組み合わせるかにもよりますが、メーカー製やBTOと互角、あるいはそれ以上のマシンを組み立てることも可能です。

しかし途中で製作をあきらめたりしてしまうと損失は大きいものです。

PCパーツを一度でも売却したことがある方ならお判りでしょうが、買い取り価格はよほど新型でもない限り安いものです。

「パソコンを自作する人が一人でも増えてくれるといいな~」このブログをはじめるずっと前この趣味を始めたころからそう思っているのになんだか「よし!これから自作だ。」という人を引き止めているようにとられるかもしれませんが、決してそうではなくこの趣味はこういったことがある、こういうリスクもあるということを自分なりに読んでいただいた方にわかっていただけたらとおもい書かせていただきました。

これを読んでいただいた方のどなたかが、いつの日か、PCパーツショップでパーツを選んでいる自分の隣で同じようにパーツ選びをされている・・(もちろんお互いに知る由もないわけですが)そんなことがあるように願っています。

さいごまで、ごらんいただき本当にありがとうございました。

ペタ!それともペタペタ?CPUにシリコングリスはどのくらい塗る?

目次

そのほかのページです。よろしければぜひごらんください。

自作パソコンの世界とその住人

☆このように思われている方が多くいらっしゃるのは事実ですし、そう思われるのも仕方がない部分もあるとは思うのですが・・・

パソコンを自作する人って変わり者?ほんとに変わってるの?

☆自作は本当に割に合わないのでしょうか?以前と違って今は自作パソコンにしかない長所などはないのでしょうか?

自作パソコンは損なの?メーカー製やBTOが安くてお得!本当に?

自作パソコン「あれ?」「なんで??」

☆静電気、こ奴の、そう、こ奴のせいで大事のメモリをオシャカにしました!

自作パソコンの静電気対策、忘れてやしませんか?自作パソコンに潜む落とし穴

☆かたすぎてメモリがマザーボードに挿し込めない!斜めに挿さったままではずれないよ。どうしたらいいの?

メモリが挿さらない!!「あれ?」

☆バックパネルをPCケースに取り付けてもすぐに外れる、はまらない。そしてもし失くしちゃったらどうなるの?

バックパネルがうまくはまらない!紛失した!「なんで?」「どうしよう」

☆ただ置くだけのはずだぞ!すんなりはまらない、黒いカバーがキャパッと外れてくれない。

CPUがうまく取り付けられない!「あれ?、なんで?」

☆完成して起動させたらすぐにとまっちゃった?!よく見たらCPUとクーラーの間に隙間が!そういえば取り付けたとき確かに小気味良い音はしなかったな。

CPUクーラーが浮いている「あれ?」

☆パーツを取り付ける前と取り付けた後で、マザーボードの形状に変化が!これじゃ、はまらないわけだ。

マザーボードにパーツをつけたらバックパネルにはまらない!

☆厳密に量が決まっているわけじゃないんだな。でもはみ出してソケットに付着したりしたら下手をすると保証外になっちゃうよ!

ペタ!それともペタペタ?CPUにシリコングリスはどのくらい塗る?

☆組み立て直後の最初の起動時にのみ起こりうる可能性がある現象です。

自作PCがすぐに起動しない!

☆最初のページです。ご挨拶をさせていただいています。ぜひご覧ください!

メモリが挿さらない!CPUクーラーが浮いている?PC自作あれ?

ウイルスバスター公式トレンドマイクロ・オンラインショップ

リコレ!ソフマップの中古通販サイト

*1:BTOやホワイトボックスと呼ばれるパソコンたちは大手メーカーのパソコンとはやや違っています。PCパーツショップや大手家電量販店などで、(あるいはメーカー等に委託して)組上げたパソコンのことです。不必要なアプリケーションを搭載しない、直販のため流通コストが安く済む、顧客の注文に応じてオリジナルを組む、なによりも安さを武器に大手メーカーを相手に大健闘しています。一般向けパソコン売り場よりも自作パソコン売り場のほうに併設されていることが多いですがあくまでもメーカー製と同様完成品のパソコンです。

*2:CPUはまさにパソコンの中枢部です。演算し、制御し、最近では映像処理までこなし、メーカー製パソコンなどではグラフィックボードを搭載せず、CPUだけがメモリを従えてマザーボードに載っかっている場合がほとんどです。

*3:メモリは一時的にデータを記憶するパーツです。通常CPUが必要とするデータはSSDやHDDなどに記録されていますがそのままでは使えません。このメモリ上に引き出されて展開されます。 CPUにとって仕事机のようなものです。CPU自身もメモリを搭載していますがごくわずかですのでこのメモリが重要になります。このメモリをたくさん積んでいればいるほど、パソコンのスピードは速くなります。 ただ、電力の供給が絶たれるとメモリ上のデータは消滅してしまうので、処理が終わった必要なデータは再びSSDやHDDに記録されます。

*4:メモリと同じでデータを記録するパーツですがこの2種類は電力の供給が絶たれても、データを保存することができます。WindowsLinuxなどのOS、アプリケーション類はここに保存されます。

*5:メインボードともいいマッキントッシュMAC)ではロジックボードと呼ばれています。PCパーツはすべて何らかの形でこのボード(板)に接続されます。すべてを受け入れる、またもっとも過酷な仕事をこなすまさに・マザー・ボードです。

*6:自作パソコンではPCケースという空っぽの箱を購入します。付いているのはスイッチとUSB接続部くらいでファン(換気扇です。自作PCでは発熱量が半端ないパーツを使うことが多いので場合によってはファンを追加購入して7~8個搭載する場合もあります。)が付いている場合もありますが見た目、がらんどうです。 このPCケースに購入した様々なPCパーツを組み込んでゆくわけです。 iPadで大抵のことは事足りる時代、メーカー製パソコンもモニターとキーボードだけなんじゃない?どこにPCが入ってるの?といってもいいくらいにコンパクトな時代に、どでかい嵩張る箱を自作パソコンで使うのはこの熱処理対策とメンテナンス性に大きな理由があります。

*7:グラフィックボードまたはビデオカードどちらも同じくらいの割合で呼ばれています。
自作パソコンをする人が使う用途ではほとんどの場合CPUの映像処理能力では使いものになりません。そのためこの専用のパーツを使います。

グラフィックボードはCPUを補助し、映像関係の処理と出力を担当します。

「どのグラフィックボードを搭載するか」これでその自作PCマシンの出来、不出来が決まってしまうといっても過言ではなく、その存在感はCPUを上回ります。

もし自作パソコンをしている人が身近にいてその人に「CPUは何を使っているの?」と聞いても多分、「ああ、Corei5インテル社のCPUです)」といったような「サラッ」とした返事しかかえってこないでしょう。

だからいきなり「マシンのグラボ、なに積んでる?」と聞いてみてください。

そうしたらその人は「?!・・・」と一瞬身構えるはずです。