落下させたといった場合と違い静電気によるパーツの損傷は気がつきにくいことがあります。
「やあ、忘れてました!!」、この間抜けはお恥ずかしながら自分のことです。
そのときのことをお話させていただきます。ずいぶん前になるのですが・・・
起動不能のトラブルで、どのPCパーツが原因か、その切り分けをしていたときのことです。
そのときは、PCケースからマザーボードを取り出し何回も分解組み立てを行っていました。
ようやく問題のパーツを突き止めて、作業を終了した次の日、念のために問題のなかったメモリを別のPCに一枚挿しで取り付けたところ起動しません。
前日、原因切り分けで、チェックのために同じ取り付け方をして無事に起動していたので、わけが判らなくなりました。(PCが複数ある場合、たとえばこのケースのように問題のPCから、メモリを取り外し別のPCに取り付けて起動させてみます。正常に起動し動作しているならそのメモリは故障の原因となりえるパーツのリストから消えるわけです。これをそのほかのパーツに対しても実施して故障しているパーツを突き止めてゆくのですが自作PCを始めたての頃は当然一台のPCだけのはずです。その場合でもパーツの取り付けなおし、メモリなら挿し込むスロットを変更してみるなど出来る範囲で原因の切り分けを行ってゆきます。)
数日後、問題のあったパーツと共にこのメモリもショップに持っていって確認してもらったのですが、やはり「壊れていますね、反応無しです。」という答えが返ってきました。
よりにもよってメモリです。当時も今もメモリは他のパーツよりも値段が高止まりしたり、高騰したり、価格に関する限り最も購入しにくいパーツといえます。